不同視矯正に適したメガネとは?
本会の会員店では、
メガネのレンズを上げたり下げたりできる「VCパッド」を用意するとともに、
下記の条件をそなえて、不同視矯正メガネにおける上下プリズム誤差を
減らすことを可能にしたメガネフレームをいろいろと用意しています。
1)レンズ部分の天地サイズが浅めであること。
2)VCパッドをつけてクリングスの箱の間隔が広くなった場合に、
クリングスがレンズ裏の鼻側を邪魔して拭き残しができてしまう……
ということがないように、フロント部の天地中央での鼻幅が20mm以上あること。
3)VCパッドをつけるためにクリングスを広げた場合でも、クリングスが
レンズを拭くのを邪魔しないように、クリングスはスネーク型ではなく、
U字型のものをつけてあること。
上記の3つの条件に合致する枠を、下記に写真で紹介しておきますが、
これらはすべて会員の店に在庫しております。
パラボラス 46□28
フォートレス 46□30
ウラヌス 58□18
バデック 58□18
シーパ 56□18
ロンバルド 60□16
コラッジオ 44□24
ゼリッジ 57□17
グラッツィア 44□24
ガウディオ 44□24
フレイザー 43□25
メダ 46□24
プラグナー 46□26
アダマント 42□26
レオポルド 43□27
ユニオス 43□22
ザポ 42□28
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《参考》
VCパッド使用により、フロント部を上げたり下げたりして
視点における上下プリズ誤差を減らしている例
レンズの光学中心は玉型の天地中央に入れてあります。
1)VCパッドを下げて
レンズを上げて
遠方視をしていますので、
視線は、玉型の天地中央に位置する
光学中心に近いとlころを通るので、
上下プリズム誤差はほとんどなくなります。
正面 ↓ |
側面 ↓ |
2)VCパッドを上げて
レンズを下げて
手元の本を見ていますので、
視線はやはり光学中心に近いところを通りますから、
上下プリズム誤差は最小ですみます。
正面 ↓ |
側面 ↓ |
以上は不同視を矯正する単焦点のメガネの場合の留意点や、
それに適したフレームです。
遠近両用となると、
少し話が違ってきますが、
そうなると話は複雑になりまして、
それだけで、
多くのページを必要とする
詳しい技術解説となりますので、
ここには書きませんが、
とにかく、
次のことは申しあげておきます。
「不同視矯正の遠近両用は、
単焦点の場合よりも、処方も調製もより難しい」