その眼鏡店の価格の正当性は
(続きその四)


《オマケ》

3つの質問にすべてバツであれば、
次のような、初級レベルの質問を出してみるのもいいでしょう。

「メガネの型合わせは、レンズを入れたあとにやるだけでいいのですか、
それともレンズを入れる前にも必要なのですか」

この質問に対して、「あとにやるだけでいいです」と答えるようではいけません。
「入れる前にも必要です」とか
「むしろ入れる前の型合わせの方が大事です」
というふうな答ならOKです。

「ディオプトリーと焦点距離は、互いにどういう関係なのでしょうか」

答は「逆数です」
眼を測定する人で、これがわからないようなら、すぐに「さよなら」をしたほうがよいです。


「あなたは乱視は放射線で測りますか。それともクロスシリンダーで測りますか」

と聞きます。
そして、その答によって、次のどちらかの質問をします。

「放射線で乱視を測るときには雲霧(うんむ)すべきでしょうか、すべきではないでしょうか」

答は「すべきです」(雲霧=ぼやかして見せること)

「クロスシリンダーで乱視を測るときには雲霧(うんむ)すべきでしょうか、すべきではないでしょうか」

答は「すべきではありません」(雲霧=ぼやかして見せること)

これに正答できない場合も、すぐに「さよなら」ですね……。

先に挙げた初めの3つの質問は専門的過ぎて聞きにくいと思われるかたは、
このオマケの質問だけでも、(初めの2問だけでも)店のレベルはけっこうわかります。




付記

ただし最近は、
このホームページを読んで「質問対策」をしている眼鏡店もあるかもしれません。

その場合は技術レベルの判定ができなくなってしまいますが、
最後の判別法としましては、

「視力検査のとき、何メートルの距離を置いて行なうのか」

を見るしかないかもしれません。

1メートル式や3メートル式の距離なら、
視力検査の正確さは少し下がってしまいます。
逆に、「5メートル式」や、鏡を置いて測定する「2.5メートル式」であれば、問題ありません。

2.5メートルや5メートルの検眼スペースも持てないほどの狭い眼鏡店でなければ、
「視力検査のスペースよりも売場面積のほうが大切な眼鏡店」だということになります。

今のところ、このページはここで終わりです。


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