株式会社三城(パリミキ・メガネの三城)様
加賀 純一様
2014.10.16 岡本隆博
貴社の掲出になるネットサイト
http://www.paris-miki.co.jp/products/lens/junsai/
(2014.10.16現在)
について疑問を感じますので、お尋ねします。
(文中《 》でくくった記述は当該サイトから
原文のまま引用したものです)
質問1
このページの比較写真における、左側の《従来レンズ》の
説明文には、《写真:可視光反射率1.581%》としてありますが、
この写真のレンズは反射光の色がグリーンですので、
単層コートではなくマルチコートでしょう。
そうすると、その反射率は通常、両面でももっと少ない
のではないでしょうか。
(何層のマルチコートかということにより、そして、
レンズ素材の屈折率によりの差が出てきますが)
ここに書かれている《1.581%》というのは
単層コートの片面の反射率なのかもしれませんが、
いま単層コートのレンズはメガネにはほとんど使われていませんし、
写真で示してあるのはマルチコートですので、
どうもよくわからないのです。
これについてご説明をお願いできませんでしょうか。
質問2
《純彩レンズ》の《可視光反射率》が、《0.928%》
ということですが、これは片面での数値なのか、
両面での数値なのか、どちらなのでしょうか。
質問3
この《0.928%》は、おそらく入射角度が
0度の場合の反射率なのでしょうが、レンズの
屈折率はいくらの場合の数値なのでしょうか。
質問4
純彩レンズの表面反射が0.928%あるのなら、
左の写真と同じ角度で撮ったはずの右の写真には
反射光が多少は映るはずですが、まったく映っていません。
その理由をお尋ねします。
質問5
《フォトグラファーは色に対して最もシビアな職業。
超低反射コートレンズにより、本来の色合いが正しく視認でき、
フォトグラファーの方にも最適。》
としてあります。
我々がブルーライトカットのレンズを通してものを
見た場合には、ものがやや黄色味がかって見えますが、
普通の無色のレンズを通してものを見た場合には
(反射防止コートであってもなくても)色あいが
変わるようには思えません。
ゆえに、無色で普通のマルチコートがかかっている
レンズと、《純彩》のコートのものとで、
それを通してものを見た場合の色あいが変わるように思えないのですが、
もし変わるのであれば、どのように変わるのかをお尋ねします。
質問5
《紫外線反射防止イメージ》として
《従来レンズの場合正面からの紫外線は防ぐことができるが、
内側に入った紫外線はレンズコートの反射で紫外線が
目に入ってしまう。
「純彩」レンズの場合超低反射コートの『純彩』レンズなら、
紫外線の反射も防ぐことができる。》
としてありますが、《純彩》における紫外線反射率が「ゼロ%」
ということはないでしょうから、紫外線の反射も《防ぐ》という
表現は正確ではないと思います。
それで、その反射率は、280〜380nmのUVの
平均反射率でいくらになるのでしょうか。
質問6
《純彩》の、UV反射カットの説明は、ニコンの
「シークリアー・プレミアム」
のそれとよく似ていますが、
http://www.nikon-lenswear.jp/products/coating/seeclearpremium.htm
http://www.nikon-lenswear.jp/products/coating/seeclearpremium2.htm
(2014.10.16現在)
こういう性能を持つレンズは現在他にはあまりないようですが、
もしかしてニコンのこのレンズが《純彩》として
貴社から販売もされている、ということなのでしょうか。
それとも、全然違うレンズなのでしょうか。
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