山口県山口市・株式会社トムフクダ御中
西田智様


山口県山口市・株式会社トムフクダ御中
西田智様
2014.8.12 眼鏡公正広告協会 岡本隆博

貴社がインターネットに掲出しておられるHPのなかに
「良いメガネで快適なメガネライフを」という
ページがあります。
http://www.tom-fukuda.co.jp/jiten/jiten06.html(2014.8.12現在)

その中の記事において疑問を感じたことが
いくつかありますので、お尋ねします。

(引用はじめ)
しかし、良いメガネとは何かということを考えてみますと、
まずは正確で使いやすいということが必須条件となります。
そのためには、レンズの品質が良く眼科医や専門家の
処方箋通りに調整されており、
またフレームも掛けやすくズレたりしないものでなくてはなりません。
(引用おわり)


質問1
眼科医の発行した処方箋のレベルは、
総じて決して高いとはいえません。
それについては下記のサイトに詳しく述べてあります。

「ユーザー本意の眼鏡処方を推進する会」
http://www.ggm.jp/ugs/
(また、あとで紹介する「K眼科への報告書」もご覧ください)

ですから、
「眼科処方箋のとおりに作られたメガネ、
イコール、正確で使いやすいメガネ」
というのは、違うと思いますが、いかがでしょうか。


質問2
上記引用文にある「専門家」というのは、文脈からすれば
貴店の外におれらるかたのように感じるのですが、
具体的にはどんな人を指すのでしょうか。
たとえば、オプトメトリストとか、認定眼鏡士とかでしょうか。
貴店には、そういう専門家がおられるのでしょうか。


質問3
上記引用文の中の「掛けやすくズレたりしないもの」
という記述だと、初めからそういうフレームが
あるように受け取れますが、
実際にはそうではなく、フィッティングにより、
そういうフレームにするのですよね。


質問4
もしもそうではなく、調整なしで誰にでもうまく
ぴったりと合うフレームというのがあるのでしたら、
そのフレームの名称をぜひ教えてください。


(引用はじめ)
また、近年では竹製のフレームも注目されています。
「竹メガネ」は、大変軽量で天然素材ならではの
独特の風合いを持ち、金属アレルギーの人にも安心です。
(引用おわり)


質問5
竹メガネは、ちゃんとフィッティングができるのでしょうか。
無理だと思いますが……。


このページの下のほうに、他の雑誌かなにかの記事を
そのままコピペしたものらしき、
(おそらくこれは、出典を明示しない無断転載でしょう)
縦書きのミニ記事があります。

(引用はじめ)
レンズと黒目の距離が12ミリであること。
(引用おわり)


質問6
貴店で調製販売されるメガネは、
すべて角膜頂点間距離が12mmになっているのでしょうか。

質問7
もし、そうであるとしたら
それが12mmになっているかどうか、
貴店ではどういう方法で確認しておられるのでしょうか。

質問8
その距離は、実際には12mmである必要は無い
ということを貴殿はご存知ないのでしょうか。

《参考資料》

(1) 「K眼科への報告書」
http://usukal.biz/1309141.html

(2)下記の本のP292には、
「角膜頂点間距離12mmのウソ」
という記事があります。

拙著書『眼鏡処方の実際手法』
http://homepage1.nifty.com/EYETOPIA/books.html


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